生涯のほとんどを樹上にぶら下がって暮らすナマケモノは面白い動物です。

ナマケモノは他の哺乳類動物とは異なる特徴を幾つか持っています。決定的に異なるのは頸椎の数です。この頸椎の数がもたらす驚異の身体機能があると云われますが、ご存知でしょうか。学んでみると面白い発見があるかも知れませんよ。

ミユビナマケモノの頸椎の数は9個

ナマケモノ 頸椎数

動物園の檻にいるナマケモノを見ていて、何か変わった特徴に気づいたことはないでしょうか。樹上にのんびりぶら下がっているナマケモノが、あらびっくり!首がぐるりと回って、一回転しそうです。そうです、ナマケモノは体勢を変えずに首だけを大きく回転させることができます。何とも不思議な光景に驚いてしまいますね。その身体構造は一体どうなっているのでしょう。

その理由は頸椎の数にあります。ほとんどの哺乳類が頸椎の数は7個と決まっていますが、ナマケモノの場合はその限りではありません。一般的に知られるミユビナマケモノの場合は、頸椎の数が9個あることが分かっています。この九個という数がミユビナマケモノの動きに他の動物との違いを生み出したのです。

9個の頸椎で270度回転

ミユビナマケモノが有する9個の頸椎の動きにより、その首は何と270度もの回転が可能となっています。身体の位置をそのまま動かすことなく、周囲の果実や木の実を取ることが可能なのですから、ミユビナマケモノにとってこれは大変便利な身体機能を身に付けたと云えるでしょう。動かなくても済むという、いかにもナマケモノらしい特徴を備えていると思いませんか。

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この頸椎の数が9個もある理由ですが、肋骨と胸椎がナマケモノの首を回転させるために進化したと云われています。ナマケモノでもフタユビナマケモノの場合は頸椎の数は7個、ホフマンナマケモノの場合は6個と違いがあるのも不思議です。この両者も270度までとはいかずとも首を回転させることが可能となっています。今度、動物園に行ったらじっくりとその動きを観察してみましょう。

まとめ

頸椎というと難しく聞こえますが、その数で首の動きの範囲が大きく変わることを知りました。ナマケモノにはナマケモノの生態に見合った頸椎の数を手に入れたということでしょうか。

とにもかくにも生き物の生態は不思議です。私達人間の現在の姿も進化を遂げた結果なのでしょう。ナマケモノのように大きく首を回すことが出来ない私達は、じっとしていないで動くことが重要なのですね。

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