ナマケモノの生態には不思議がいっぱいです。

しかしその一見怠け者に見えるのろまな動きには生存競争を勝ち抜くため、子孫を残すための立派な理由があることが分かっています。

ナマケモノには盲腸が存在しないと云われているのをご存知でしょうか。果たしてそれは本当のことでしょうか?本当だとしたらこれにも大事な理由があるのかも知れませんね。

事実を探ってみましょう。

ナマケモノには盲腸がない

ナマケモノ 盲腸

一般的に広く知られているのは、草食動物の盲腸は大きく発達しているということです。草食動物が食料にしている草や木の実、樹皮などには毒性を有する物質が多く含まれています。これらを体内に直接取り入れるのですから、そのまま口から排泄器官へと運ぶということになれば命の危険性があります。

しかし盲腸にはこの毒性を分解する働きの常在菌が数多く生息しており、この盲腸に常在する菌の発酵の働きにより毒性を取り除き、または弱めることが出来ます。例えば毒性のタンニンを多く含むユーカリを好むコアラの盲腸は、2メートルもあることが分かっています。

ナマケモノは樹皮や木の実を食べる立派な草食動物ですが、盲腸が存在しない種類のナマケモノがいることが調査により分かっています。これは一日の食事の量が極端に少ないために、盲腸を発達させる理由がなかったからだと考えられています。

人間の盲腸はどのくらい?

盲腸の役割について学びました。草食動物でありながら小食のナマケモノには盲腸が存在しないことを知ると、さて私達人間の盲腸はどのくらいの大きさなのかと気になってしまいますね。

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人間の盲腸は長さ約5~6㎝ですから、それほど発達していません。私達人間には盲腸は不要なのではないかと過去に論議されたこともありました。それほど盲腸の働きは軽視されていたのです。

しかし現代のように常在菌の働きの有効性が取りざたされてくるようになると、人間にとって必要不可欠な器官であるとの見解が広く周知されるようになりました。

まとめ

人間には大切な役目をする盲腸も、ナマケモノには無用なのですね。

これもナマケモノがのろまな草食動物であること、小食という特徴が深く関係していることが分かりました。

生き物は食べ方やその内容によって、体内環境を大きく変えることが出来るのかも知れません。

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