熱帯雨林の樹の上で日がな一日を行動していると云われるナマケモノ、さてその繁殖活動についてはどのようになっているのでしょうか。

ナマケモノの繁殖から子育てまでを探ってみましょう。

ナマケモノの繁殖時期と行動について

ナマケモノ 繁殖

ナマケモノは共寝から出産、子育てまでのすべてを樹上で行います。

繁殖の時期は定かではありませんが、生き物にとって一般的な早春の3月~4月頃に多く見られます。メスのナマケモノは特別な求愛の鳴き声で、オスを呼び寄せます。複数頭のナマケモノが一頭のメスのナマケモノを奪い合うこともあります。その場合は、木の枝にぶら下がったオス達が長い爪と後ろ脚を使って争奪戦を繰り広げ、勝ち残ったオスのナマケモノがメスとの共寝の機会を得ることができます。ナマケモノには特殊な繁殖機能が備わっています。着床をコントロールしたり、精子を貯めておくことが可能なため、効率の良い妊娠と子育てを繰り返し行うことができます。

妊娠の期間は繁殖機能のコントロールにより6ヶ月~10ヵ月位です。一度の出産で産まれる子供の数は、他の哺乳類とは異なり1頭と限られています。

産まれた子供は、母親のナマケモノに抱き付きながら数週間ほど行動を共にします。

ナマケモノが絶滅の危機に?

ナマケモノの生息地である中南米の熱帯雨林には、現在6種類のナマケモノが確認されています。

しかしながらその数は減少しており、その原因は私達人間にあることが分かっています。長い年月を掛けて培ってきたナマケモノの住む森に、いつしか人間が侵入するようになり、その結果、林を荒らし生態系を破壊する事態を招いてしまいました。

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森を追われ人間社会に姿を現すようになったナマケモノが車に轢かれたり、孤児になり母親の姿を鳴いて呼び続ける子供のナマケモノもいます。そのようなナマケモノを保護するNPOの施設は、また元の森に戻してやることに精一杯の力を注いでいます。

まとめ

ナマケモノは繁殖や子育ても樹の上で行うことには驚きました。

妊娠期間をコントロールできるのは、神様がナマケモノに与えてくれた大切な命を繋ぐツールなのではないでしょうか。

心無い人間のせいで苦しむナマケモノがいることには許せません。ナマケモノが森で幸せに暮らすために我々ができることは、人間という驕りを捨てて生きることではないでしょうか。

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