のんびり行動で知られるナマケモノは、愛らしい平和のシンボルとして人気の動物です。

中南米大陸の自然豊かな森林で、その日がな一日をのんびり樹上で暮らすナマケモノが、今その森を追われつつあるというのは本当でしょうか?

スローな生態系で生存競争に打ち勝つ?

ナマケモノ絶滅理由

ナマケモノがスローな平和のシンボルのように云われている理由は、その非日常的なのんびりペースの行動です。

歩行速度は時速16m、そのため外敵から見つかりにくく、自らも草食動物であることから好戦的ではありません。体毛には緑の苔がびっしりと覆い、保護色の役目をしています。

子作りから子育てまでを樹上で行い、降りてくるのは週に一度、トイレの時だけという、スローライフを実現しているのです。

無駄なエネルギーを消費することなく、ナマケモノは種を繋ぎ、生存競争に打ち勝ってきました。

ナマケモノの絶滅危惧は人間の仕業?

ところがどうでしょう。ナマケモノが暮らすその森に、ある時から人間が侵入してくるようになりました。農地を開拓するため、ズケズケと森を切り拓き、ナマケモノが生活の場とする樹々や、木の実や果実などの食料をずさんに奪い去ったのです。

森を追われたナマケモノは家族や親と離れ離れになることを余儀なくされました。ナマケモノが都会の道路で車に轢かれる事故や、もの悲しい鳴き声で親を呼ぶ子供のナマケモノが多数目撃されるようになったのです。

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民間の動物保護団体が捕獲して森に戻す活動をしていますが、不幸なナマケモノの数は後を絶ちません。ナマケモノはワシントン条約の絶滅危惧種に指定されています。

まとめ

平和のシンボルで姿形も表情も愛らしいナマケモノが、私達人間の身勝手な行動でその数を絶やそうとしているとは、何と恥ずかしく腹立たしいことでしょう。

ナマケモノの行動から人間が学ぶべきことは沢山あるのではないでしょうか。親から引き離されたナマケモノの子供の悲痛な叫び声を、私達はもっと真剣に受け止めねばなりません。

理由がなんであれ、人間が他の生き物の生態を壊していいということは断じてあってはいけません。今すぐ絶滅に歯止めをかけましょう。

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