樹上でのスローな動きとユーモラスな姿が微笑ましい動物と云えば、ナマケモノです。

ナマケモノの大きさは、体長は約60センチ~70センチ、体重は約8キロ、ペットとして飼われている中型犬と同じくらいですね。

ところがこのナマケモノ、太古の昔には巨大な姿の動物として存在していたことが分かっています。にわかには信じがたいことですが、発掘された化石が現存しています。

巨大ナマケモノが生息していた

ナマケモノ 昔巨大

数百万年前の地球には今は絶滅してしまった希少な動物が生息していました。

ナマケモノの先祖は北アメリカの大陸に棲み、その姿は今のナマケモノの大きさからは想像もつかないほど巨大でした。その名も『メガテリウム』、和名を『オオナマケモノ』または『大懶獣(だいらいじゅう)』と言い、体長は5メートルを超え、体重は3.8トンもの重量のまるでゾウのような大きさでした。長い後ろ足でノシノシと地上を踏み固めるように歩行していたのです。巨大ナマケモノは164万年前頃にこの世に姿を現し、1万年前頃に絶滅したと云われています。

巨大ナマケモノの生態

その大きさゆえに樹上に登ることは不可能でしたが、その骨組みは強固でありながら柔軟性に富み、巨体を後ろ脚と尾で支えるようにしながら、上体を立てて起こすことが可能でした。

現在のナマケモノと同じように木の実や樹皮などを食べる草食動物であったため、特徴ある手足の長い鉤爪で木の枝を引き寄せながら、舌でしごき取るようにして樹皮や歯を食していたと云われます。前歯はなく、頬の内側の部分に貧弱な歯が並ぶのみでしたが、顎の部分には頑丈な筋肉が発達していたため、口の中のものを微塵に磨り潰す能力に長けていました。

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地上の樹に食料が乏しくなる時期には、鉤爪で土を掘り起こし、地下茎を食べていた可能性があると考えられています。

まとめ

ナマケモノがその昔巨大生物だったとは驚きました。

図鑑でその絵を見る機会に恵まれましたが、現在のユーモラスなナマケモノの姿とは全く異なり、恐竜さながらの姿に畏怖の念を覚えました。

最近では4500年前頃まで生息していた小型の熊ほどの大きさのナマケモノの化石がカリブ諸島の水中洞窟から発見されています。

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